『20mmにしないとダメ?』水道管の口径は13mmで十分?実際に住んでみた感想と後悔

  • URLをコピーしました!

みなさんこんにちは。
副業ブロガーのソルです。

マイホームを建てるんだけど、水道管の口径を13mmにするべきか20mmにするべきか悩んでいる。工務店からは20mmを勧められているんだけど、工事費用も高くなるし・・・13mmでも十分なのか、実際に住んだ人の感想を教えて!

こんなお悩みを抱えているのであれば、この記事を読むことで解決できます!

なぜならば、マイホームの水道管を13mmにした私が、水道管の口径は13mmでも問題ないのか解説するとともに、口径13mmと20mmのメリットデメリットを解説するからです!

今回の記事は以下の人向けです。

  • マイホームの水道管を13mmにしようか20mmにしようか悩んでいる人
  • 工事費用を安くしたいけど13mmだと不都合があるのか不安な人
  • 工務店から「水道管を20mmにした方が良い」と勧められている人

今回の記事では

  1. 水道管は13mmで十分?問題ないのか?
  2. 水道管を20mmにするメリットデメリット
  3. 水道管を13mmにするメリットデメリット
  4. 我が家の住設機器と水道管の状況について

上記4つについてお話しします。

この記事を読み終えた後、あなたは

  • 水道管の口径13mmと20mmの違いについて理解できた
  • 水道管は13mmでも十分であり不都合もないと分かった
  • 水道管は13mmにして工事費用や光熱費を安く抑えられた

という結果を手にすることができます!

目次

水道管は13mmで十分?問題ないのか?

それではまず、水道管は13mmで十分なのか、問題ないのかを解説します。

具体的には以下の4つです。

  • そもそも水道管の口径って?
  • 昔は13mm、今は20mmが主流
  • 結論、普通の一軒家は13mmで十分
  • 工務店が20mmを勧めるのは保険

それでは詳しく解説します!

その1:そもそも水道管の口径って?

まず1つ目ですが、水道管の口径についてです。

水道管の口径とは、水道管の太さ(直径)のことです。

家の近くの大きな道路の下には、150mm位の大きな口径の水道管が埋設されています。

その大きな水道管から、各家庭に水を引き込むための水道管(13mmや20mmなど)が設置されます。

マイホームを建てる上で、

水道管を13mmにしますか?20mmにしますか?

を工務店から問われるかと思います。

これは「家に引き込むための水道管」のことですね!

なお、13mmと20mmでは、容量が倍以上変わります。

  • 13mm:130.73mm2
  • 20mm:314.16mm2

水道管の面積が倍以上の数値になることから、20mmの方が倍以上の容量になると言われています。

その2:昔は13mm、今は20mmが主流

2つ目ですが、昔は13mmが主流でしたが、今は20mmが主流になっています。

というのも、昔に比べて住設機器が増えているからです。

例えばですが、昔の家は汲み取り式のトイレ(ボットン便所)が主流でした。

しかし、今では水洗トイレが当たり前になっています。

水を使う機器が増えるということは、それだけ多くの水が必要になりますよね。

昔と比べて水道を使う住設機器が増えているから、現代では20mmの口径が主流になっています。

逆に言えば、既設の水道管が13mmの場合は

そこに古い家が建っていた

と考えられますね!

その3:結論、普通の一軒家は13mmで十分

3つ目ですが、

結局、水道管は20mmの方がいいの?13mmでも問題ないの?

についてです。

結論としては・・・普通の一軒家であれば13mmでも問題ないでしょう。

もちろん、20mmの方が水の容量は増えますし、20mmであるに越したことはありません。

しかしながら「絶対に20mmにしないといけないのか」と言われると・・・別にそんなこともありません。

水を使う住設機器が増えているとは言え、普通の戸建て4人暮らしであれば、水道管は13mmでも大丈夫です。

我が家は戸建てですが、13mmの水道管で普通に暮らせています!

よっぽど水圧に難がある地域や、3階建の場合は20mmの方が良いです。

ちなみにですが、一般的には

  • 13mm:蛇口個数が1個〜4個
  • 20mm:蛇口個数が5個~13個
  • 25mm:蛇口個数が14個以上

上記が目安となっています。

お風呂にトイレ2つにキッチン、洗面台、洗濯機・・・これだけで6個になるから20mmが必要?

と思うかもしれませんが、同時に使用しなければ問題ありません。

その4:工務店が20mmを勧めるのは保険

4つ目ですが、工務店が20mmの口径を勧めてくるのは「保険」なのです。

おそらくですが、新築マイホームの打ち合わせをする際に

水道管は20mmにした方が良いです。

と言われるでしょう。

私も最初は20mmを提案されました。

もちろん、20mmにしないといけないケースもあります。

しかしながら、ほとんどの場合、

後から「水圧が弱い」と
言われないための保険

とお考えください。

私の妻の両親が水道工事をやっている人なので色々教えてもらったのですが、結論13mmでも問題ないとのことでした。

ここらの地域で今住んでいる人たちはみんな13mmだけど普通に生活してるぞ?

という感じでした。

これがあったので、工務店に勧められた20mmをやめて、13mmの水道管にしました。

ちなみに、20mmに交換していた場合、40万円ぐらいかかっていました。

40万円の節約と考えれば、結構な違いですよね?

水道管を20mmにするメリットデメリット

それでは次に、水道管を20mmにするメリットデメリットを解説します。

具体的には以下の6つです。

メリット
デメリット
  1. 一度に使える水栓が増える
  2. 水量不足を感じなくなる
  3. タンクレストイレが使える
  1. 水道の基本料金が高くなる
  2. 交換工事が高くなるケースが多い
  3. 水道利用加入金も高くなる

それでは詳しく解説します!

メリット1:一度に使える水栓が増える

メリットの1つ目ですが、一度に使える水栓が増えることです。

水道管を太くすることで、一度に使える家庭内の水栓が増えます。

例えばですが、

  • 洗い物をしている際に誰かがお風呂に入る
  • 洗濯機を回しているときに顔を洗う

こんな感じで、同時に水を使う場面は結構あるかと思います。

水道管が太くなれば使える水の量も増えますから、13mmと比べて20mmの方が一度に使える水は増えます。

メリット2:水量不足を感じなくなる

メリットの2つ目ですが、水量不足を感じなくなることです。

先ほどの項目と被りますが、20mmであれば同時使用の場合でも水量不足を感じなくなります。

例えばですが、

妻が洗い物をしている際に
旦那がシャワーを浴びている

とします。

13mmの水道管の場合、両方の水圧が低下してしまい、ストレスに感じてしまいます。

しかし、20mmの場合は水圧はさほど低下しないので、ストレスなく使うことができます。

子供が大きくなってくると、別々でお風呂に入ったりしますよね。

そんな時にストレスに感じることなく使える点では、水道管を20mmにするメリットはあります。

また、二世帯住宅の場合、お風呂が二つあるということですから、20mmにしておいた方が良いのは言うまでもありませんね。

メリット3:タンクレストイレが使える

メリットの3つ目ですが、タンクレストイレが使えることです。

今流行りのタンクレストイレ・・・フォルムもスタイリッシュでオシャレですよね。

タンクレスというだけあって、水道から直接水を流します。

なので、20mmの水道管にしておけば、問題なくタンクレストイレを使えます。

逆にいうと、13mmの水道管の場合、タンクレストイレがうまく流せないこともあります。

我が家は13mmの水道管なので、タンクレストイレは諦めて普通のタンク付きトイレにしました。

なお、タンクレストイレのメリットデメリットはこちらの記事で詳しく解説しています!

デメリット1:水道の基本料金が高くなる

デメリットの1つ目ですが、水道の基本料金が高くなることです。

水道管を太くすると多くの水を使えるようになりますが・・・

それだけ多くの水を使うということは、水道料金も高くなります。

地域によって様々ですが、13mmと比べて20mmの方が1.5倍ぐらいの基本料金になります。

また、水を使う量も必然的に増えることになりますから、どうしても水道料金は高くなります。

生活していて不便に感じることはなくなるかもしれませんが、お金は高くなりますね。

デメリット2:交換工事が高くなるケースが多い

デメリットの2つ目ですが、交換工事が高くなるケースが多いです。

私の場合がそうだったのですが、もともと埋設されている引き込み水道管は13mmでした。

家庭内での水道管を20mmにする場合、引き込み水道管も20mmに変更しなければいけません。

その工事費用が、先ほどお話しした「約40万円」でした。

道路下に埋設されているメインの水道管から交換しなければいけませんので、割と大掛かりな工事になります。

場合によっては100万円ぐらいになるケースもあります。

水道料金が高くなるだけでなく、引き込みの工事費用が高くなってしまうのもデメリットと言えますね。

デメリット3:水道利用加入金も高くなる

デメリットの3つ目ですが、水道利用加入金も高くなります。

新築の場合、地域の水道局に「水道を利用します」という加入金を支払う必要があります。

地域によって金額は変わりますが、13mmと比べて20mmの場合は加入金が倍以上になるケースが多いです。

水を使う量も倍以上になりますから、まあ妥当な金額なのでしょう・・・

何かとお金がかかってしまうのが、水道管を20mmにするデメリットですね。

ちなみに、口径は「給水管」ではなく「水道メーターの口径」で決まります。

例えばですが、

  • 配水管から分岐した給水管が25mm
  • 水道メーターが20mm

という場合、基本料金は20mmで計算されます。

水道管を13mmにするメリットデメリット

それではここで、水道管を13mmにするメリットデメリットを解説します。

具体的には以下の4つです。

メリット
デメリット
  1. 水道の基本料金が安くなる
  2. 工事費用が安く済むケースが多い
  1. 一度に使える水量が減る
  2. タンクレストイレには不向き

それでは詳しく解説します!

メリット1:水道の基本料金が安くなる

メリットの1つ目ですが、水道の基本料金が安くなることです。

先ほどもお話ししましたが、水道管の口径が大きくなるほど水を使う量が増えます。

なので、水道管を13mmにするということは、基本料金が安くなるということでもあります。

同時使用すると水圧は低下しますが、その分水道料金は安くなります!

メリット2:工事費用が安く済むケースが多い

メリットの2つ目ですが、工事費用が安く済むケースが多いです。

私の場合がまさにそうなのですが、水道管を13mmのままにすることで、新築工事の費用を約40万円抑えることができました!

水道管を新規で引く必要がある場合、13mmでも20mmでも工事費用は発生します。

なので、あくまで「元から13mmの水道管が埋設されていた」という場合に限りますけどね。

ちなみに、

元から20mmの水道管が埋設されていた

という人は超ラッキでしょう・・・笑

デメリット1:一度に使える水量が減る

デメリットの1つ目ですが、一度に使える水量が減ることです。

繰り返しになりますが、水道管の口径が13mmと20mmでは、一度に使える水の量が変わります。

13mmの場合、一度にいろんな水栓を使うと水圧が低下します。

お皿を洗っているときにシャワーの水圧が低下する・・・がまさにそうですね。

家族が多い場合、どうしても同時に使用する機会が増えてしまいます。

ストレスを感じてしまう点は大きなデメリットとも言えますね。

ちなみに、我が家では水を使うタイミングをうまくズラしています。

  • お皿を洗ってからお風呂に入る
  • お風呂に入ってから洗濯機を回す

こんな感じで少し注意すれば、さほど不便に感じることはありません!

デメリット2:タンクレストイレには不向き

デメリットの2つ目ですが、タンクレストイレには不向きであることです。

タンクレストイレは、タンクのトイレがない=水道管から直接水を流します。

なので、水道管が13mmの場合、水圧が弱くてうまく流せない・・・ということもあります。

我が家ではTOTOのトイレを使用しているのですが、TOTOの人からも同じことを言われました。

もしあなたが

どうしてもタンクレストイレじゃないと嫌だ!

というのであれば、水道管を20mmにしておくべきでしょう。

私の場合、

  • 水道管を13mmにして工事費用を抑えたかった
  • タンク付きトイレの方がはるかに安く済む

ということから、水道管を13mmのままにして、1階と2階両方のトイレをタンク付きトイレにしました。

我が家の住設機器と水道管の状況について

それでは最後に、我が家の住設機器と水道管の状況について解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 我が家の住設機器と水道関係
  • 口径13mmの家に住んでみた感想
  • 水道管を13mmにする時の注意点

それでは詳しく解説します!

その1:我が家の住設機器と水道関係

まず1つ目ですが、我が家の住設機器と水道関係についてです。

13mmの水道管を利用している我が家ですが、住設機器や水回りはこんな感じです。

1階
2階
  1. トイレ
  2. 手洗い場
  3. キッチン
  4. 洗面台
  5. 洗濯機
  6. ユニットバス
  1. トイレ

外にはガーデンパンがありますが、ほぼ使っていないので無視します。笑

こんな感じで、水栓の数は7個となっています。

「8個」という数字だけを見ると、明らかに20mmの方がよさげな気がしますが・・・我が家では13mmの水道管です。

その2:口径13mmの家に住んでみた感想

2つ目ですが、口径13mmの水道管の家に住んでみた感想についてです。

結論としては・・・特に不便はありません。

これまでに何度も述べている通り、我が家は13mmの水道管でも特に問題なく生活できています。

同時に複数箇所で水を使うと水圧が下がってしまうのは事実ですが、

  • お皿を洗ってからお風呂に入る
  • お風呂に入ってから洗濯機を回す

こんな感じで、少し注意すれば不便なく生活できていますからね!

あくまで私の場合の話になりますが・・・個人的には一般家庭の戸建てであれば、13mmでも十分だと思います!

その3:水道管を13mmにする時の注意点

3つ目ですが、水道管を13mmにする時の注意点です。

デメリットの箇所でもお話ししましたが、

  • 一度に使える水量が減る
  • タンクレストイレには不向き

上記2つが主な注意点です。

私の家庭では、水を使う時間をうまく調節することで水圧の低下を防いでいますが・・・

大人数の家庭ではそう上手くいかないかもしれませんよね。

また、タンクレストイレの場合は、言わずもがなで20mmの水道管の方が望ましいです。

逆に言えば、13mmの水道管にするならば、トイレはタンク付きのものを選ぶべきでしょう。

最後にもう一つ注意点を挙げるとするならば・・・水道管を20mmにするなら新築時にやっておくべきです。

というのも、家を建ててから水道管を増径するとなれば、超大掛かりな工事になってしまうからです。

なので、

水道管の口径が13mmだとなんだか不安・・・

という場合は、初期投資をしてでも最初から20mmにしておくべきでしょう。

後から交換工事するとなれば、100万円では済まない可能性もありますからね!

参考:地域によっては20mmが必須かも

参考までに、地域によっては20mmが必須の可能性もあります。

私の地域では特に制約はありませんでしたが、ネットで調べてみると

水栓箇所が●個以上なら20mmにしないと行政指導が入る

といったコメントも見かけました。

冒頭で「20mmを勧められるのは工務店の保険のため」と言いましたが、こんな感じで

管轄の水道局の条件的に20mmにせざるを得ない

というケースもあるということです!

まとめ

というわけで、今回の記事では

  1. 水道管は13mmで十分?問題ないのか?
  2. 水道管を20mmにするメリットデメリット
  3. 水道管を13mmにするメリットデメリット
  4. 我が家の住設機器と水道管の状況について

上記4つについてお話ししました。

水道管の口径は13mmでも問題ないのか解説するとともに、口径13mmと20mmのメリットデメリットを解説しましたが・・・いかがだったでしょうか?

色々書きましたが、私個人的には

水道管は13mmでも十分だった

というのが結論です。

とは言え、これはあくまで私の場合であり、

  • 蛇口の数が多い・二世帯住宅である
  • 口径20mmでないと水圧が弱くなる
  • 20mmにしないと水道局の認可がおりない

上記のようなケースであれば、20mmにした方が良いのは良いです。

念のためですが、できることなら口径20mmにしておいた方が良いです。

20mmにすることで、施工費や水道代が高くなってしまう・・・というだけの話なので。

実際には、ハウスメーカー・工務店の意見を聞きながら決めるべきではあります!

ということで、あなたの住まい環境に合わせて水道管の口径を選びましょう!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

このブログで使用しているテーマ:SWELL

この記事を書いた人

副業ブロガーソル。実体験をもとにマイホーム購入を検討している人に役立つ情報を発信するブログ「ソルのマイホーム」を運営しています。

関連記事

コメント

コメントする

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次