『サイディングの基礎知識』サイディング外壁のメリットとデメリット

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みなさんこんにちは。
副業ブロガーのソルです。

マイホームの外壁をサイディング外壁にしようと思うんだけど、サイディングと言ってもいろんな種類があるんだよね。サイディング外壁のメリットとデメリットを教えて!

こんなお悩みを抱えているのであれば、この記事を読むことで解決できます!

なぜならば、マイホームを建てた私が、サイディング外壁のメリットとデメリットを解説するとともに、サイディング外壁の種類を解説するからです!

今回の記事は以下の人向けです。

  • 家の外壁をサイディングにしようと考えている人
  • サイディング外壁のメリットとデメリットを知りたい人
  • サイディング外壁の種類や特徴を知りたい人

今回の記事では

  1. 主流のサイディング外壁について
  2. 外壁をサイディングにするメリット
  3. 外壁をサイディングにするデメリット
  4. サイディングの種類とおすすめの人

上記4つについてお話しします。

この記事を読み終えた後、あなたは

  • サイディング外壁のメリットとデメリットが分かった
  • サイディング外壁の種類や特徴を理解できた
  • サイディング外壁を採用してオシャレな家になった

という結果を手にすることができます!

目次

主流のサイディング外壁について

それではまず、サイディング外壁について解説します。

具体的には以下の2つです。

  • そもそもサイディングとは
  • サイディング外壁の種類

それでは詳しく解説します!

その1:そもそもサイディングとは

まず1つ目ですが、そもそもサイディングとは何なのかについてです。

サイディングとは、建物の外壁に使用する外装材の一種であり、現在日本で最も多く使用されている外壁材です。

引用:SUUMO|サイディングとは?塗装などのメンテナンスのタイミングや費用、最新の機能まで徹底紹介

サイディングボード(金属質や木質の薄い板)を並べて外壁に張り付け、パネルのつなぎ目の溝をコーキングで埋めることで防水加工を行います。

引用:建材ダイジェスト|【いまさら聞けない】サイディングとは?

昔の日本の家は「塗り壁」が主流でしたが、今はサイディング外壁が主流であり、日本の外壁の9割程度を占めていると言われています!

おそらくですが、街を歩けば見かける外壁が「サイディング」だと思います。

最近よく見かけるサイディングですが、普及し始めたのは1990年ごろと比較的最近です。

というのも、昔ながらの塗り壁は

  • 塗り壁施工に技術力が必要
  • 仕上がりに差が出やすい
  • 工期が長くかかってしまう

という理由から、施工が簡単な「サイディング外壁」のシェアが増えてきました。

その点、サイディングの場合は

  • カットして取り付ければ終わりなので
  • 仕上がりに差が出にくい(職人さん技術ではない)

と言った理由から、コストが安価・品質も保ちやすいサイディングボードが人気となっています。

その2:サイディング外壁の種類

2つ目ですが、サイディング外壁の種類についてです。

サイディングには、大きく4つが挙げられます。

名称内容
窯業系サイディング粘土やセメントなどを高熱処理して作るサイディング
金属系サイディング鉄板やガルバリウム鋼板、アルミなどの金属素材などを使用して作られているサイディング
樹脂系サイディング塩化ビニルなどの樹脂で作られているサイディング
木質系サイディング木板に腐食防止の加工を施して作るサイディング

どのサイディングもパネル状に仕上げられており、施工方法自体はそこまで変わりません。

見た目の雰囲気やデザインが大きく違うことと、それぞれメリットデメリットが異なります。

詳しくはこの記事の最後でお話ししますね!

外壁をサイディングにするメリット

それでは次に、外壁をサイディングにするメリットを解説します。

具体的には以下の5つです。

  • 外壁作業の工期を短縮できる
  • 外壁コストを下げることができる
  • 模様や色のバリエーションが多い
  • 防火性能が高いものが多い
  • 施工会社の技量に左右されにくい

それでは詳しく解説します!

その1:外壁作業の工期を短縮できる

まず1つ目ですが、外壁作業の工期を短縮できることです。

サイディングは、工場で表面塗装まで行われた状態のパネルを外壁に取り付ける作業となります。

その後、つなぎ目をコーキングすれば作業は完了します。

言ってしまえば

パネルを取り付けるだけ

という作業になりますので、後期が短くなります。

塗り壁の場合はというと・・・

  1. 外壁に下地ボードを取り付ける
  2. つなぎ目をコーキングする
  3. パテを使って目地を埋める
  4. 下地の塗装をする
  5. 本塗装をする

という作業になります。

作業手順の違いからも、サイディングの方が工期が短縮できることが分かると思います!

工期を短縮できることは、サイディング外壁のメリットと言えますね!

その2:外壁コストを下げることができる

2つ目ですが、外壁コストを下げることができます。

まず、先ほどの「工期が短い」という理由から、取り付け作業工数を下げることができます。

上記に加えて、塗り壁のような「熟練の職人技術」を必要としないことから、人件費を下げることができるのです。

また、その他にも

外壁材を大量生産できるので原価が安い

という理由もあります。

総じて言えることは、

塗り壁よりもサイディングの方がコストが安くなる

ということですね!

外壁コスト全体を下げることができるのは、マイホーム作りで大きなメリットだと思います!

その3:模様や色のバリエーションが多い

3つ目ですが、模様や色のバリエーションが多いことです。

先ほど少しお話ししましたが、サイディングには

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 樹脂系サイディング
  • 木質系サイディング

上記4種類のサイディングがあります。

質感・素材の違いに加えて、それぞれに違った色合いや違った模様があります。

例えばですが、窯業系サイディングの中でもタイルっぽいものやレンガっぽい見た目のもの、デコボコして立体感のあるものまで無数にあります。

なので、無限の組み合わせを実現できると言っても過言ではないんですね!

模様や色のバリエーションが多いことも、サイディング外壁のメリットと言えますね!

その4:防火性能が高いものが多い

4つ目ですが、防火性能が高いものが多いことです。

サイディングは、他の外壁建材に比べて防火性能が優れています。

特に、

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング

上記2つは防火性能が高く、多くの住宅で防火性能の高いサイディングが使用されています。

窯業系は土屋粘土を焼き固めているものですし、金属は融点が高いので・・・何と無く想像できますよね。

防火性能が高いものが多いことも、サイディング外壁のメリットと言えるのではないでしょうか。

とは言え、木質系サイディングは「木材」を使っていることもあり、防火性能は高くありません。

一言で「サイディング」と言っても、素材や商品によって防火性能には違いがありますのでご注意ください。

余談ですが、準防火地域の場合、木質系サイディングでは基準値を満たせずに採用できない可能性があります。

やるとしたら、木目調の窯業系サイディングを採用する・・・という感じですかね。

その5:施工会社の技量に左右されにくい

5つ目ですが、施工会社の技量に左右されにくいことです。

1つ目のメリットの箇所でもお話ししましたが、サイディングは

事前に加工されたパネルを
取り付けたら終わり

というイメージです。

なので、施工会社の技量・品質に左右されにくいというメリットもあります。

めっちゃ悪く言い換えれば「壁を持てる力があれば誰でもできる」ということですからね。笑

逆に、塗り壁の場合はそうはいきません。

施工実績の豊富さも関係しますし、職人さんの腕によって仕上がりも大きく変わります。

その点で言えば、サイディングの場合は仕上がり結果が左右されることは極めて少ないです。

この点も、サイディング外壁のメリットと言えるでしょう。

ここで言う仕上がりとは「デザイン性」のことであり、コーキングや防水処理はまた別のお話です。

外壁をサイディングにするデメリット

それではここで、外壁をサイディングにするデメリットを解説します。

具体的には以下の5つです。

  • 塗り壁外壁よりも耐用年数が落ちる
  • コーキング部分にカビが生えやすい
  • メンテナンスで張り替えが必要に
  • 種類によって特徴が全く異なる
  • どの家も同じような見た目になる

それでは詳しく解説します!

その1:塗り壁外壁よりも耐用年数が落ちる

まず1つ目ですが、塗り壁外壁よりも耐用年数が落ちることです。

一般的に、塗り壁(ジョリパッド)の外壁は15〜20年の耐用年数と言われています。

しかし、サイディングの場合は・・・

項目耐用年数
窯業系サイディング約10年
金属系サイディング約15年
樹脂系サイディング約20年
木質系サイディング約10年

種類にもよりますが、塗り壁よりも耐用年数が短いと言われています。

なので、塗り壁の家よりも早いタイミングでメンテナンスや貼り替えが必要になります。

塗り壁よりも耐用年数が落ちることは、サイディングのデメリットと言えるでしょう。

その2:コーキング部分にカビが生えやすい

2つ目ですが、コーキング部分にカビが生えやすいことです。

サイディングは「ボードを貼っていく工法」と言いました。

なので、ボードのつなぎ目をコーキングで処理する必要があるのですが・・・

このコーキング部分がむき出しになるため、どうしてもコーキングにカビが生えてしまうんですよね。

いくらサイディングに防カビ処理がされていたとしても、コーキングにカビが生えるのであればあまり意味はありません。

また、サイディング自体は問題なくても、コーキング部分が割れてしまうことも多々あります。

と言うことで、つなぎ目が生まれる=色々と問題が発生するのです。

コーキング部分がむき出しになってしまい、カビが生えやすい点も、サイディングのデメリットと言えますね。

余談ですが、コーキングが剥き出しということは、コーキング部分だけデザイン性が変わってしまいます。

つなぎ目をタイルの目地のように見せられれば目立たないですが、サイディングの種類によってはコーキングが目立ってしまうのも欠点です。

その3:メンテナンスで張り替えが必要に

3つ目ですが、メンテナンスで貼り替えが必要になることです。

まず、サイディング外壁は「表面処理の塗り替え」が必要になります。

これ自体はさほど高いコストにはならないのですが・・・

  • 塗装が劣化している
  • ボード自体が割れている

といった事象の場合、サイディング自体を引っ剥がして取り替えると言う大工事になります。

部分的に取り外し・再取り付けができるとは言え、塗り壁のような「上塗りするだけ」の工事ではなくなるため、工事費用はどうしても嵩んでしまいます。

メンテナンス費用が高額になりやすい点も、サイディングのデメリットと言えるでしょう。

塗り壁よりも初期コストは安いですが、長い目で考えれば「サイディングの方が高かった」と言うこともあり得ます。

とは言っても、樹脂系サイディングは耐久性が高いので、そこまでメンテナンス費用が嵩むことはないと言われています。

これも「サイディングの種類次第」と言うことですね。

その4:種類によって特徴が全く異なる

4つ目ですが、種類によって特徴が全く異なることです。

サイディングには、以下の4種類があると言いました。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 樹脂系サイディング
  • 木質系サイディング

一言で「サイディング」とは言っても、サイディングの種類によってメリットとデメリットは大きく異なります。

詳しくは後ほど解説しますが、工務店が使っているサイディングの種類もよく確認しておく必要があります。

例えばですが、

木質系サイディングが良い

と思っていたとしても、工務店の標準仕様が「樹脂系サイディング」の場合、木目調の樹脂系サイディングを使うことになります。

見た目は木質系に寄せることができても、特徴やメリットデメリットはまるで違いますからね。

この点も注意が必要ですね。

その5:どの家も同じような見た目になる

5つ目ですが、どの家も同じような見た目になることです。

これはあくまで私個人の意見なのですが・・・

サイディングの家って、色や模様が違っていてもなぜか「同じような見た目」に感じてしまうんですよね。

工場で加工したパネルを取り付けるだけですから、品質のバラツキも生まれにくいのがサイディングのメリットではあります。

しかし、その品質のバラツキが少ないせいなのか、サイディングの家に「その家らしさ」がないように感じるんですよね。

もちろん、金属系サイディングと木質系サイディングでは、質感は大きく異なります。

でもなぜか、

あの家もこの家もなんか同じような雰囲気だな

と思ってしまうんですよね。

周囲の目を気にしなければ大したことではないのですが、私個人的には「どの家も同じような見た目になる」のはデメリットに感じました。

塗り壁の場合は「施工品質に差が生まれる」というデメリットはありますが、逆に言い換えれば

職人さんの技術が生み出す
オンリーワンの芸術

ということでもありますからね。

サイディングの種類とおすすめの人

それでは最後に、サイディングの種類と、それぞれの種類がおすすめの人を解説します。

具体的には以下の4つです。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 樹脂系サイディング
  • 木質系サイディング

それでは詳しく解説します!

その1:窯業系サイディング

まず1つ目ですが、窯業系サイディングです。

窯業系サイディングとは、粘土やセメントなどを高熱処理して作るサイディングです。

引用:旭トステム|人気ダントツNo.1の外壁材 サイディングの特徴・種類を徹底分析!

サイディングの中でも一番大きなシェアを持つサイディングであり、日本の家のほとんどは「窯業系サイディング」と言っても過言ではありません。

石のような手触りのものからレンガのような見た目のものまで、たくさんの種類があるのが最大の特徴です!

メリット
デメリット
  1. コストが安価
  2. デザインが豊富
  3. 防火性能が高い
  1. つなぎ目(コーキング)が多くなる
  2. 蓄熱性が高くて夏場は暑くなりがち

窯業系サイディングがおすすめの人としては・・・

自分に合った色・模様・デザインの外壁にしたい人

ですかね。

その2:金属系サイディング

2つ目ですが、金属系サイディングです。

金属系サイディングとは、鉄板やガルバリウム鋼板、アルミなどの金属素材などを使用して作られているサイディングです。

引用:旭トステム|人気ダントツNo.1の外壁材 サイディングの特徴・種類を徹底分析!

金属ならではの質感が好きな人にはもってこいの素材です。

私も一時期は「金属系サイディング」に憧れていました。

特に、男性であれば「真っ黒の金属系サイディング」に魅力を感じる人も多いと思います!

メリット
デメリット
  1. コストが安価
  2. 金属ならではの質感がある
  3. 防火性能が高い
  4. 素材の強度・耐久性がある
  1. デザインの幅が狭い
  2. 表面に傷つきやすい
  3. 錆が発生しやすい

金属系サイディングがおすすめの人としては・・・

金属ならではの質感が欲しい人

ですかね。

逆に、沿岸地域など「塩害が発生しやすい場所」には、金属系サイディングは向いていません。

その3:樹脂系サイディング

3つ目ですが、樹脂系サイディングです。

樹脂系サイディングとは、塩化ビニルなどの樹脂で作られているサイディングです。

引用:旭トステム|人気ダントツNo.1の外壁材 サイディングの特徴・種類を徹底分析!

耐久性が高く、他のサイディングと比べてメンテナンスが楽・メンテナンスコストが安いという特徴があります。

メリット
デメリット
  1. 耐久性・耐用年数が高い
  2. メンテナンスの手間が少ない
  1. 初期コストが高い
  2. デザインの幅が少ない
  3. 施工業者が多くない

樹脂系サイディングがおすすめの人としては・・・

初期費用が高かったとしてもメンテナンスの頻度を減らしたい人

ですかね。

その4:木質系サイディング

4つ目ですが、木質系サイディングです。

木質系サイディングとは、木板に腐食防止の加工を施して作るサイディングです。

引用:旭トステム|人気ダントツNo.1の外壁材 サイディングの特徴・種類を徹底分析!

その名の通り「木」を使っていることもあり、木特有の質感や肌触りを感じることができます!

メリット
デメリット
  1. 木が持つ風合いや質感を感じられる
  2. 木独特のデザインで高級感がある
  1. 天然素材を使うためコストが高い
  2. 木材なので燃えやすい
  3. 劣化しやすくメンテナンスも大変

木質系サイディングがおすすめの人としては・・・

外壁に「木特有の質感」を採用したい人

ですかね。

正直にいうと、デメリットが大きいためあまり需要がないのが実態ですね・・・

木の雰囲気が欲しい人は「木目調の樹脂サイディング」などをおおすすめします!

まとめ

というわけで、今回の記事では

  1. 主流のサイディング外壁について
  2. 外壁をサイディングにするメリット
  3. 外壁をサイディングにするデメリット
  4. サイディングの種類とおすすめの人

上記4つについてお話ししました。

サイディング外壁のメリットとデメリットを解説するとともに、サイディング外壁の種類を解説しましたが・・・いかがだったでしょうか?

最後にもう一度、サイディング外壁のメリットとデメリットをまとめておきます!

メリット
デメリット
  1. 外壁作業の工期を短縮できる
  2. 外壁コストを下げることができる
  3. 模様や色のバリエーションが多い
  4. 防火性能が高いものが多い
  5. 施工会社の技量に左右されにくい
  1. 塗り壁外壁よりも耐用年数が落ちる
  2. コーキング部分にカビが生えやすい
  3. メンテナンスで張り替えが必要に
  4. 種類によって特徴が全く異なる
  5. どの家も同じような見た目になる

今主流のサイディング外壁ですが、色や模様の数が豊富にあって、あなたに合った外壁を選べるに違いありません!

コストも安価で工期も短く、施工品質も差が出にくいですからね!

ということで、これを機にサイディングの外壁を検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

副業ブロガーソル。実体験をもとにマイホーム購入を検討している人に役立つ情報を発信するブログ「ソルのマイホーム」を運営しています。

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