『引き戸と開き戸の違い』マイホーム室内ドアの種類とメリットデメリット

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みなさんこんにちは。
副業ブロガーのソルです。

マイホームの計画をしているんだけど、室内のドアっていろいろ種類があるよね?開き戸とか引き戸とか違いがよく分からない・・・それぞれのメリットデメリットを教えて!

こんなお悩みを抱えているのであれば、この記事を読むことで解決できます!

なぜならば、マイホームに引き戸と開き戸を採用した私が、室内ドアの種類と特徴についてを解説するとともに、引き戸と開き戸のメリットデメリットを解説するからです!

今回の記事は以下の人向けです。

  • 引き戸と開き戸の違いやメリットデメリットを知りたい人
  • どの場所にどの種類のドアを採用するべきか悩んでいる人
  • そもそもドアの違いで何が起こるのかよく分からない人

今回の記事では

  1. 室内ドアの種類と特徴について
  2. 引き戸のメリットとデメリット
  3. 開き戸のメリットとデメリット
  4. 引き戸を採用する時のポイント

上記4つについてお話しします。

この記事を読み終えた後、あなたは

  • 引き戸と開き戸の違いやメリットデメリットが分かった
  • どの場所にどのドアを採用すればいいのか理解できた
  • 最適な場所に最適なドアを採用して便利な家になった

という結果を手にすることができます!

目次

室内ドアの種類と特徴について

それではまず、室内ドアの種類と特徴について解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 引き戸について
  • 開き戸について
  • 我が家は引き戸がメイン

それでは詳しく解説します!

その1:引き戸について

まず1つ目ですが、引き戸についてです。

引き戸とは、床に設置された溝(レール)の上をスライドさせて開閉するドアのことです。

ドアノブを回してドアを開ける・・・というわけではなく、ドアをスライドさせて開閉させます。

なので、開け閉めが簡単なドアです。

引き戸の種類は以下の通りです。

種類内容
片引き戸片側に開閉するタイプのドア。
最もシンプルかつ一番採用されやすい引き戸。
引き違い戸2枚のドアと2本の溝で構成されたドア。
どちらのドアも左右に動く。
押入れなどの収納スペースにも利用される。
引き込み戸壁の中に戸袋があるタイプのドア。
戸袋に戸を収納できるため室内がスッキリする。
引き分け戸2枚のドアと1本の溝で構成されたドア。
間仕切りによく用いられる。
戸を開いたときの開放感が良い。

一般的なのは、肩引き戸や引き込み戸でしょうか。

引き違い戸・引き分け戸については、

  • アパート:リビングと寝室を分けるためのドア
  • 一般住宅:リビングと和室を仕切るためのドア

という感じで採用されていることが多いですね!

以前住んでいたアパートの部屋。左側に見えるのが引き違い戸です。

その2:開き戸について

2つ目ですが、開き戸についてです。

開き戸とは、蝶番(丁番)などの金具を軸にして、扉が前後に開閉するドアのことです。

いわゆる「ドア」とイメージすると、開き戸をイメージさせる人が多いのでは?と思います。

玄関のドアなんかは開き戸が多いですし、私が住んでいたアパートはほぼ開き戸でした。

実家も全て開き戸でした。

開き戸の種類は以下の通りです。

種類内容
片開き戸最も一般的なタイプのドア。
どの家でも一番採用されている。
開き戸といえばこれ。
両開き戸観音開きのような構造のドア。
主に収納スペースに使われている。
折れ戸ドアが折りたためるようになっているドア。
主にクローゼットで使われている。

普通の家で採用されるのは「片開き戸」という、片側だけが開くドアです。

両開き戸は、室内のドア・・・というよりも、クローゼットの扉などで採用されるイメージですね。

画面中央右側に見えるドア2枚が両開き戸です。

あとは、体育館やホールのような大型施設でしょうか。

「折れ戸」については、開き戸と引き戸を足したようなイメージです。

以前住んでいたアパート。クローゼットは折れ戸でした。

その3:我が家は引き戸がメイン

3つ目ですが、我が家は引き戸がメインとなっています。

我が家の全てのドアは以下の通りなのですが・・・

1階
2階
  • 玄関:開き戸
  • 玄関〜リビング:引き戸
  • 防音室:開き戸
  • トイレ:引き戸
  • リビング〜廊下:引き戸
  • 廊下〜WIC:引き戸
  • 廊下〜脱衣所:引き戸
  • 脱衣所〜お風呂:引き戸
  • トイレ:引き戸
  • 寝室:引き戸
  • 子供部屋1:引き戸
  • 子供部屋2:引き戸
  • 書斎:引き戸

こんな感じで、ほぼ全てのドアが引き戸になっています。

決して

引き戸が良かった、引き戸にこだわりがあった

というわけではなく、工務店の仕様がそうなっていただけです。笑

なお、玄関が開き戸であるのは割と一般的だと思いますが、防音室は引き戸ではなく開き戸にしています。

これは、開き戸の方が防音効果を高められるからです。

我が家の防音室。開き戸を採用。

引き戸のメリットとデメリット

それでは次に、引き戸のメリットデメリットを解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 引き戸のメリット
  • 引き戸のデメリット
  • 引き戸がおすすめの場所

それでは詳しく解説します!

その1:引き戸のメリット

まず1つ目ですが、引き戸のメリットについてです。

引き戸のメリットは以下の通りです。

  • 開け閉めが簡単
  • デッドスペースが減る
  • ドアを綺麗に収納できる
  • 手を挟んでも安全

冒頭でもお話ししましたが、ドアノブを回して開閉させる開き戸とは違い、引き戸はスライドさせて開閉する構造です。

なので、ドアの開け閉めが簡単です!

両手で荷物を持っている状態でも開け閉めしやすいですね!

また、引き戸は横にスライドさせるタイプですから、開き戸のように「扉を開けるためのデッドスペース」が不要になります。

そして、戸袋(ドアを収納する場所)に綺麗に収まりますから、ドアを開けっ放しにしても違和感がありません!

最後に・・・開き戸のドアを思いっきり閉めたとして、指を挟んだら危険ですよね?

冗談抜きで、指がちぎれてしまうなんてこともあり得ます。

しかし、引き戸の場合・・・指を挟んで指がちぎれることはありません。

指を挟んで晴れる程度で済みますよね。

なので、安全性を考えると、引き戸の方が安全と言えるでしょう。

その2:引き戸のデメリット

2つ目ですが、引き戸のデメリットについてです。

引き戸のデメリットは以下の通りです。

  • 防音性や気密性が落ちる
  • 戸袋スペースが必要になる
  • レールの掃除が面倒くさい
  • ドアの滑りが悪くなってくる

まず第一に、引き戸はどうしても隙間が空いてしまうのが最大のデメリットです。

きちんとドアを閉めたつもりでも、絶対に隙間が空いてしまいます。

なので、防音性や気密性が落ちてしまうのです。

我が家の防音室に開き戸を採用しているのは、これが原因ですね。

また、引き戸をつけるとなれば、普通は戸袋(扉を収納するスペース)も設置します。

すると、戸袋の中に埃が溜まってしまうので、掃除が面倒臭くなります。

かくいう私は戸袋の掃除なんて一度もやったことはありませんけどね。笑

それと同時に、引き戸は床にレールを設置するのが一般的ですので、このレールの部分にもホコリやゴミが溜まります。

基本的に「掃除が面倒くさくなる」のがデメリットと言えるでしょう。

最後に、引き戸はどうしてもドアの滑りが悪くなってしまいます。

ホコリやゴミが詰まるということもあるのですが・・・引き戸を開け閉めする際、どうしても前に押しながらドアをスライドさせてしまうんですよね。

このせいで、ドアの滑りがどんどん悪くなってしまいます。

ドアだけでなく、造作のカップボードなんかも滑りが悪くなっています。

トイレなんかは特にそうなのですが、ドアが少しずれている?せいで、鍵を閉める際に鍵穴がうまく合いません。

この点も引き戸のデメリットと言えますね。

その3:引き戸がおすすめの場所

3つ目ですが、引き戸がおすすめの場所についてです。

以下に当てはまる場合は、引き戸を採用するのがおすすめです。

  • ドアとドアが重なりそう・隣り合う場所
  • ドアを開けっ放しにしたい場所

開き戸は「ドアを開けるためのデッドスペース」が必要だと言いました。

なので、ドアとドアが近い場所、ドア同士が重なりそうな場所、ドアが隣り合っている場所は、引き戸を採用した方が良いでしょう。

また、ドアを開けっ放しにしても違和感なく開放感を得られるも引き戸のメリットです。

例えばですが、

リビングのドアは開けっ放しにして開放感を出したい

というのであれば、引き戸がおすすめです!

開き戸のメリットとデメリット

それではここで、開き戸のメリットデメリットを解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 開き戸のメリット
  • 開き戸のデメリット
  • 開き戸がおすすめの場所

それでは詳しく解説します!

その1:開き戸のメリット

まず1つ目ですが、開き戸のメリットについてです。

開き戸のメリットは以下の通りです。

  • 気密性・防音性が高くなる
  • 子供やペットにドアを開けられにくい
  • 戸袋スペースがいらない
  • ドアノブをおしゃれなデザインにできる

繰り返しになりますが、気密性や防音性が高いのは間違いなく「開き戸」です。

ドアが密閉される構造になっていますし、パッキン付きのドアがほとんどですからね。

部屋の気密性を高めたい場合は、防音性能を高めたい場合は、間違いなく開き戸を採用するべきです!

また、簡単に開け閉めできる引き戸とは違って、開き戸は「ドアノブをくるっと回してドアを開ける」ということになります。

なので、小さいお子さんやペットが間違えてドアを開ける可能性が減ります。

賢いお子さん・賢いワンちゃんなら勝手にドアを開けるでしょうが(笑)、少なくとも引き戸よりは開けられにくいはずです!

そして、引き戸のように戸袋がいらないというのもメリットではあります。

ドアを開けるスペースが必要になる一方、戸袋がいらないのはメリットの一つでしょう。

最後に、開き戸には「ドアノブ」がありますよね?

このドアノブをおしゃれなデザインにすることで、ドア自体もとてもオシャレになります。

インテリアとしても有効ですし、ドアノブ一つで雰囲気を変えることもできますからね!

こんなドアノブもおしゃれ・・・採用する人いないか。笑

その2:開き戸のデメリット

2つ目ですが、開き戸のデメリットについてです。

開き戸のデメリットは以下の通りです。

  • 扉を開ける場所を確保しないといけない
  • 開けっ放しにすると邪魔になる
  • 風でバタンと閉まってしまう
  • ドアの向こうに誰かいたら危ない

これも繰り返しになるのですが・・・開き戸は「扉を開けるためのデッドスペース」が必要です。

簡単にいうと、

このドアがなければもう少しこの廊下を有効活用できたのに・・・

ということが往々にして起こり得ます。

また、開き戸は開けっ放しにするとドアが邪魔になります。

開けっ放しにしたドアのせいで間口が狭くなってしまいますし、何より見栄えが良くないですよね。

そして、ドアを開けっ放しにしていたとして・・・風が吹いたらバタンと閉まってしまうのも開きどのデメリットです。

風が強くて引き戸が勝手に閉まることは・・・まあ無いですからね。

最後に、開き戸は「ドアを押し引き開ける」というドアです。

手前側にドアを引くならまだしも、向こう側にドアを押す場合、ドアの向こうに誰かいたら危ないですよね?

自宅でそんな状況になるかどうかは分かりませんが、急いでドアを開けたら向こうに子供がいてドアに当たって・・・ということもあり得ることです。

安全性で言えば、引き戸よりも劣ってしまうのもデメリットと言えるでしょう。

その3:開き戸がおすすめの場所

3つ目ですが、開き戸がおすすめの場所についてです。

以下に当てはまる場合は、開き戸を採用するのがおすすめです。

  • 基本的にはどの部屋でもOK
  • ドアをきちんと閉めて気密性を保ちたい場所

まず第一に、普通の住宅で最も採用されるのが開き戸です。

デメリットを色々書いているものの、基本的には「どの部屋でもOK」というのが開き戸です。

また、何度もお話ししているように、開き戸は気密性や防音性が高くなります。

なので、

部屋のドアをきちんと閉めて気密性を高めたい。そしてエアコンの熱が逃げないようにしたい。

というのであれば、気密性の高い開き戸を採用するべきでしょう。

引き戸を採用する時のポイント

それでは最後に、引き戸を採用する時のポイントを解説します。

具体的には以下の3つです。

  • ソフトクローズは音が静か
  • 床のレールがないタイプも
  • 戸袋なしでも引き戸はできる

それでは詳しく解説します!

我が家が「引き戸がメイン」ということもあるので、引き戸を採用する際のポイント・・・というか注意点を解説します!

その1:ソフトクローズは音が静か

まず1つ目ですが、引き戸には「ソフトクローズ」という、閉まる際に音が静かなドアがあります。

普通にスライドさせられるのですが、閉まる直前で動きが遅くなり、壁と接触する際の音がとても静かなドアです。

主に寝室・寝室に近い部屋はソフトクローズの引き戸が採用されることが多いです。

ちなみに我が家はというと・・・

  • 2階:トイレ以外は全てソフトクローズ
  • 1階:リビングのみソフトクローズ

となっています。

便利なソフトクローズの引き戸ですが、その分値段も高くなります。

予算を抑えるために必要最小限の場所をソフトクローズにしました。

ちなみに、私は全部屋ソフトクローズにしたかったのですが・・・ソフトクローズのドアにもデメリットはあります。

それが「最初にドアを動かす時が少し硬い」ことです。

普通の引き戸なら力を入れずとも勝手にスライドするのに、ソフトクローズのドアは最初に少し力を入れてスライドさせないといけません。

これがちょっとしたデメリットではありますね!

その2:床のレールがないタイプも

2つ目ですが、床のレールがないタイプの引き戸もあります。

「引き戸のレールを掃除するのが面倒くさい」といいましたが、床面ではなく天面にレールをつける「吊り戸」もあります。

ちなみに、我が家の引き戸は全て「吊り戸」になっています。

我が家の吊戸。床にレールがない。
代わりに天井にレールがあります。

これは、マイホーム計画の際に

なるべく段差をなくしたい。できればドアのレールもなくしたい。

というお願いをしたためです。

おかげで掃除のしやすいマイホームになっているので満足しています・・・

が、床にレールがない=上から吊るされているだけのドアなので、少し押したらグラグラします。

このせいもあって、ドアを押しながらスライドさせてしまっており、いつの間にか滑りが悪くなる・・・という現象が起こっているのでは?と思います。

掃除が楽になる吊り戸ですが、滑りが悪くなりやすいのはデメリットですね。

その3:戸袋なしでも引き戸はできる

3つ目ですが、戸袋なしでも引き戸にすることは可能です。

基本的に、引き戸には戸袋を施工するのが一般的です。

戸袋があることでドアを収納してスッキリ見せることができるのですが、戸袋のせいで壁にコンセントが設置できない・・・なんてこともあります。

例えばですが、我が家の玄関〜リビングのドアは引き戸なのですが・・・

この戸袋があるせいで玄関にニッチを設置できませんでした。

壁の厚みは十分あるのに、戸袋があるせいで壁に凹みを作れない、ということです。

しかしながら、戸袋なしの引き戸を作ることも可能です。

我が家の子供部屋がそうなのですが、2つのうち1つは戸袋がないタイプの引き戸です。

戸袋がある方の子供部屋。
戸袋がない方の子供部屋。

これだと、ドアを開け閉めする際にドアが邪魔になってしまうものの、戸袋の掃除は不要(戸袋がないから)というメリットもあります。

ドアが邪魔になるとは言っても、開き戸ほどドアが邪魔にはなりませんから、見た目はスッキリして見えるでしょう!

まとめ

というわけで、今回の記事では

  1. 室内ドアの種類と特徴について
  2. 引き戸のメリットとデメリット
  3. 開き戸のメリットとデメリット
  4. 引き戸を採用する時のポイント

上記4つについてお話ししました。

室内ドアの種類と特徴についてを解説するとともに、引き戸と開き戸のメリットデメリットを解説しましたが・・・いかがだったでしょうか?

最後にもう一度、引き戸と開き戸のメリットデメリットをまとめておきます!

項目引き戸開き戸
メリット開け閉めが簡単
デッドスペースが減る
ドアを綺麗に収納できる
手を挟んでも安全
気密性・防音性が高くなる
子供やペットにドアを開けられにくい
戸袋スペースがいらない
ドアノブをおしゃれなデザインにできる
デメリット防音性や気密性が落ちる
戸袋スペースが必要になる
レールの掃除が面倒くさい
ドアの滑りが悪くなってくる
扉を開ける場所を確保しないといけない
開けっ放しにすると邪魔になる
風でバタンと閉まってしまう
ドアの向こうに誰かいたら危ない

なお、ハウスメーカー・工務店に任せれば問題ないと思いますし、基本的にはメーカー側が指定してくるとは思います。

なので、もしあなたが

開放感のあるリビングにしたい!

というのであれば引き戸が良いと伝えるようなイメージでOKです。

トイレの音が漏れたら嫌だから開き戸の方が良い!

というのであれば、開き戸にしたい旨を伝えましょう。

こんな感じで、実際に生活した時のことを想像しながら「どちらのドアが良いか」をイメージして、マイホームづくりに生かしていきましょう!

P.S.

途中で何度か登場した我が家の防音室については、こちらの記事で詳しく解説しています。

興味がある人は読んでみてください!

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この記事を書いた人

副業ブロガーソル。実体験をもとにマイホーム購入を検討している人に役立つ情報を発信するブログ「ソルのマイホーム」を運営しています。

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