『ツーバイフォーって何?』木造住宅の構造の種類と特徴|木造軸組工法・木造枠組壁工法

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みなさんこんにちは。
副業ブロガーのソルです。

木造住宅の家が欲しくて工務店を見学したんだけど、木造住宅って色々種類があるよね?ツーバイフォーって何なの??木造住宅の構造の種類や特徴を教えて!

こんなお悩みを抱えているのであれば、この記事を読むことで解決できます!

なぜならば、木造のマイホームに住んでいる私が、木造住宅の構造の種類について解説するとともに、それぞれのメリットデメリットを解説するからです!

今回の記事は以下の人向けです。

  • 木造住宅のマイホームが欲しい・検討している人
  • 在来軸組工法とかツーバーフォーとかよく分からない人
  • 木造住宅構造のメリットとデメリットを知りたい人

今回の記事では

  1. 木造住宅の構造の種類について
  2. 木造軸組工法のメリットデメリット
  3. 木造枠組壁工法のメリットデメリット
  4. 木造軸組工法と木造枠組壁工法を比較

上記4つについてお話しします。

この記事を読み終えた後、あなたは

  • 木造住宅の構造のメリットとデメリットが分かった
  • 在来軸組工法やツーバーフォーがなんとなく分かった
  • どちらの工法で家を建てるか決めることができた

という結果を手にすることができます!

目次

木造住宅の構造の種類について

それではまず、木造住宅の構造の種類について解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 木造軸組工法
  • 木造枠組壁工法
  • CLT工法

それでは詳しく解説します!

その1:木造軸組工法

まず1つ目ですが、木造軸組構法についてです。

引用:元住宅営業マンが語る賢い住宅検討の仕方|木造軸組工法(在来工法)のメリット、デメリット

木造軸組工法とは、日本古来の木造住宅の工法であり「在来工法」とも言われています。

普通の木造住宅は「木造軸組構法」で建てられることが多いです。

柱を立て、梁を水平に渡し、筋交いという斜めの材を入れて補強・・・という形で家を建てます。

このように、柱や梁、筋交いなどを使って、空間上の点を結んで空間を構成します。

イメージ的には「軸」を「柱」に置き換えると分かりやすいかもしれません。

柱を使って家の骨組みを作る・・・というイメージですね。

その2:木造枠組壁工法

2つ目ですが、木造枠組壁工法についてです。

引用:オルラボ|マイホームは木造軸組工法?ツーバイフォー?建てる前に知る工法5つ

木造枠組壁工法とは、戦後に北米から輸入された「ツーバイフォー(2×4)工法」が代表的です。

というか、木造枠組壁工法=ツーバイフォー工法と考えた方が分かりやすいです。

私がいろんな工務店を見学した際も「ツーバイフォー工法」と呼ばれていました。

輸入住宅やログハウスなども木造枠組壁工法で作られることが多いです。

最近では木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の住宅も増えています。

工法としては、木製パネルと角材(2インチ×4インチ)でつくったパネルで壁や床・天井を作り、この面を組み合わせて構造を作ります。

木造軸組構法が「柱」で家を構成するのに対し、木造枠組壁工法は「面」で家を構成するイメージですね。

その3:CLT工法

3つ目ですが、CLT工法についてです。

引用:一般社団法人日本CLT協会|CLTとは

CLT工法とは「Cross Laminated Timber(直交集成板)」の略称です。

ひき板(ラミナ)を並べた後、木の繊維が直交するように積層し、接着した木質系材料のことです。

木材の繊維が直交するように組み合わせて面を作るため、非常に丈夫で頑丈な家になるのが特徴です。

引用:一般社団法人日本CLT協会|CLTとは

また、あらかじめ作られたパネルを現場で組み立てる工法になるため、工期が短くなるもの特徴の一つです!

CLT工法は近年で急速な伸びを見せており、中層建築物の共同住宅、高齢者福祉施設の居住部分、ホテルの客室などに用いられています。

普通、木造住宅は「2階建まで」が一般的でしたが、CLT工法のおかげで大きなビルも作れるようになっているんですよ!

この記事ではあまり解説しませんが、いずれはCLT工法のお家も一般的になってくるのでは?と思います!

木造軸組工法のメリットデメリット

それでは次に、木造軸組工法のメリットデメリットを解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 木造軸組工法の特徴
  • 木造軸組工法のメリット
  • 木造軸組工法のデメリット

それでは詳しく解説します!

その1:木造軸組工法の特徴

まず1つ目ですが、木造軸組工法の特徴についてです。

冒頭でもお話ししたように、日本で昔からある工法が「木造軸組工法」です。

在来工法とも呼ばれています。

柱や梁、筋交いを繋げて家の構造を作ります。

イメージ的には「線」で家を作るイメージですかね。

大体の工務店で採用されている工法であり、今の日本の家のほとんどは「木造軸組工法」と言っても過言ではないでしょう。

その2:木造軸組工法のメリット

2つ目ですが、木造軸組工法のメリットについてです。

具体的には以下の4つです。

  • 施工できる会社が多い
  • 間取りや構造の自由度が高い
  • 開口部を大きく取ることが出来る
  • リフォーム、増改築がしやすい

施工方法をあなたが選ぶことはない(工務店次第)とは思いますが・・・大体の工務店が「木造軸組工法」で家を建てます。

また、柱や梁の使い方を自由にできることから、間取りや構造の自由度が高いと言われています。

木造枠組壁工法のように「あらかじめ作られた面で家を構成する」訳ではないため、柱や梁を太くして開口部を大きくすることもできます。

最後に、木造軸組工法はリフォームや増改築がしやすいのも特徴の一つです。

構造上支障がない柱や壁を取り除けるため、建築後のリフォーム時にも間取りを変更できるんですね。

木造枠組壁工法は「面」で家を構成しており、リフォームするとなればその「面」ごと触る必要があります。

木造枠組壁工法よりもリフォーム・増改築がしやすいのはメリットですね!

その3:木造軸組工法のデメリット

3つ目ですが、木造軸組工法のデメリットについてです。

具体的には以下の4つです。

  • 施工期間が長くなる
  • 職人さんの腕に左右される
  • 使う木材の質に左右される
  • 費用が多くかかる場合がある

一般的な木造住宅の工法である「木造軸組工法」ですが、こちらは工期が長くなるのがデメリットです。

着工してから大体6ヶ月、長ければもう少しかかるのが普通です。

また、プレカットが主流であるとはいえ、現場で木を加工することも多いため、職人さんの腕によって左右されることもデメリットの一つと言えます。

職人さんだけでなく、使う木材の質によっても仕上がりは左右されます。

自然乾燥なのか人工乾燥なのか、国産なのか輸入材なのか、仕上がりを左右する要素は多数あります。

最後に、木造軸組工法は間取りの自由度が高いことから、結果的に費用が高くなることもあります。

また、木造枠組壁工法と比べて工期が長くなるため、これもまたコストアップの原因になります。

木造枠組壁工法のメリットデメリット

それではここで、木造枠組壁工法のメリットデメリットを解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 木造枠組壁工法の特徴
  • 木造枠組壁工法のメリット
  • 木造枠組壁工法のデメリット

それでは詳しく解説します!

その1:木造枠組壁工法の特徴

まず1つ目ですが、木造枠組壁工法の特徴についてです。

冒頭でお話ししましたが、木造枠組壁工法は「ツーバイフォー(2×4)工法」が代表的です。

ツーバイフォー工法:2インチ×4インチの木材で作ったパネルと使った工法

引用:Ideal Home|2×4(ツーバイフォー)って?

木造軸組構法が主流ではありますが、最近では木造枠組壁工法の家も増えています。

いろんな工務店を見学していた際にも、ツーバイフォー工法の工務店がいくつかありましたからね。

工法としては、木製パネルと角材(2インチ×4インチ)でつくったパネルで壁や床・天井を作り、この面を組み合わせて構造を作ります。

イメージ的には「面」で家を作るイメージですね!

面で家の強度を作るため、木造軸組構法よりも自身に強くなるのも特徴の一つです!

その2:木造枠組壁工法のメリット

2つ目ですが、木造枠組壁工法のメリットについてです。

具体的には以下の4つです。

  • 安定した品質
  • 優れた耐震性と耐風性
  • 工期が短い
  • 気密性・断熱性では有利

木造枠組壁工法は「ツーバイフォー工法」と呼ばれるだけあって、用いられる角材の規格が統一されています。

釘の大きさや打ち込む間隔までも細かく決められています。

なので、職人・施工者の技術や経験に左右されず、完成度にもバラつきが少ないため、安定した品質を期待することが出来ます。

また、面で構成されている工法のため、建物全体の強度が高まり、地震や台風に強いと言われています。

木造枠組壁工法は「事前に加工されたパネルを現場で組み立てる」工法になるので、工期が短いということもメリットの一つです。

最後に、麺をつなぎ合わせて家を作ることから、隙間が生まれにくくなります。

なので、気密性や断熱性も向上します。

その3:木造枠組壁工法のデメリット

3つ目ですが、木造枠組壁工法のデメリットについてです。

具体的には以下の3つです。

  • 間取り変更が難しい
  • 大きな開口を設けづらい
  • カビやダニが発生しやすい

木造枠組壁工法は「規格化された面(箱)」を基準にして組み立てるため、間取りの自由度は下がってしまいます。

また、壁によって強度を作り出すことから、リフォームで壁を抜いて部屋を一つにする・・・などの間取り変更が難しいです。

なお、上記と似たようなお話ですが、規格化された面で家を作ることから、大開口や大きな空間を作るのも難しいとされています。

大開口も大きな空間も「壁」をくりぬいて作らなければいけませんよね?

面で強度を出している「木造枠組壁工法」では実現するのが厳しいのです。

最後に、木造枠組壁工法は「気密性・断熱性が高い」と言いましたが、高気密・高断熱がゆえに内外の温度差が大きくなってしまいます。

温度差が大きくなれば、結露が発生したり、カビやダニが発生する原因にもなります。

木造軸組工法と木造枠組壁工法を比較

それでは最後に、木造軸組工法と木造枠組壁工法を比較し、どちらがあなたに向いているのか解説します。

具体的には以下の3つです。

  • 間取りの自由度は木造軸組工法
  • 耐震性と防火性は木造枠組壁工法
  • 基本的には工務店の仕様次第

それでは詳しく解説します!

その1:間取りの自由度は木造軸組工法

まず1つ目ですが、もしあなたが

間取りの自由度が高い方がいいなあ〜

というのであれば、在来軸組工法が合っています。

先ほどもお話ししましたが、木造軸組工法は柱や梁次第で自由度の高い間取りを実現できます。

一方で「木造枠組壁工法」の場合、規格化された面で家を作ることから、間取りの自由度は低くなります。

決められた間取りでも十分であれば問題ないですが、

この間取りじゃないと絶対に嫌だ!!

というこだわりがあるのであれば、木造軸組工法の方が良いですね。

その2:耐震性と防火性は木造枠組壁工法

2つ目ですが、もしあなたが

耐震性と防火性に優れた家がいいな

というのであれば、木造枠組壁工法がおすすめです。

木造枠組壁工法は「面」で家を作ることから、地震に強い丈夫な家になります。

木造軸組構法でも耐震性のある家は作れますが、比較すれば木造枠組壁工法の方が耐震性は高くなります。

また、面の数が多くなる木造枠組壁工法のほうが、面で炎を跳ね返しやすくなるため、防火性でも有利です。

耐震性や防火性を重視するならば、木造枠組壁工法の方が良いでしょう。

その3:基本的には工務店の仕様次第

3つ目ですが、構造については工務店の仕様次第ではあります。

この記事で色々書きましたが、あなたが「木造軸組工法がいい!」と言ったところで、その工務店が

うちは木造枠組壁工法が標準仕様ですから

と言われた場合、木造枠組壁工法で家を建てることになります。

なので、あなたが工務店に対して「構造が〜」みたいな口出しをする機会はないでしょう。

とはいえ、せっかくのマイホームを建てるわけですから、家の構造を理解しておくのは重要ですよね。

木造住宅の構造を理解した上で、工務店選びを進めていきましょう。

まとめ

というわけで、今回の記事では

  1. 木造住宅の構造の種類について
  2. 木造軸組工法のメリットデメリット
  3. 木造枠組壁工法のメリットデメリット
  4. 木造軸組工法と木造枠組壁工法を比較

上記4つについてお話ししました。

木造住宅の構造の種類について解説するとともに、それぞれのメリットデメリットを解説しましたが・・・いかがだったでしょうか?

最後にもう一度、木造軸組工法と木造枠組壁工法のメリットデメリットをまとめておきます!

項目木造軸組工法木造枠組壁工法
特徴昔からある工法。
柱や針を用いて「線」で家を作る。
北米で生まれた工法。
2×4インチを使ったパネルを用いて「面」で作る。
メリット施工できる会社が多い
間取りや構造の自由度が高い
開口部を大きく取ることが出来る
リフォーム、増改築がしやすい
安定した品質
優れた耐震性と耐風性
工期が短い
気密性・断熱性では有利
デメリット施工期間が長くなる
職人さんの腕に左右される
使う木材の質に左右される
費用が多くかかる場合がある
間取り変更が難しい
大きな開口を設けづらい
カビやダニが発生しやすい
おすすめの人間取りの自由度を求める耐震性と防火性を求める

工法に関しては、工務店によるのであなたがどうこうできる話ではありません。

しかしながら、家づくりにおいて、家の構造を理解しておくのはとても重要ですよね。

ということで、木造住宅の構造を理解した上で、マイホームを検討していきましょう!

P.S.

我が家は木造軸組工法の木造住宅です。

住んで分かった木造住宅のメリットデメリットはこちらの記事で詳しく解説しています!

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この記事を書いた人

副業ブロガーソル。実体験をもとにマイホーム購入を検討している人に役立つ情報を発信するブログ「ソルのマイホーム」を運営しています。

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