みなさんこんにちは。
副業ブロガーのソルです。
フローリングって、合板と無垢の2種類があるんだよね。うちはコスト的に合板(複層)フローリングになるんだけど・・・複層フローリングのメリットデメリットを教えて!
こんなお悩みを抱えているのであれば、この記事を読むことで解決できます!
今回の記事は以下の人向けです。
- 新築の床をフローリングにしようと思っている人
- フローリング床のメリットデメリットを知りたい人
- フローリング床が合っているか判断したい人
今回の記事では
- 複層フローリングについて
- 複層フローリングのメリット
- 複層フローリングのデメリット
- 複層フローリングがおすすめな人
上記4つについてお話しします。
この記事を読み終えた後、あなたは
- フローリング床のメリットデメリットが分かった
- 自分にフローリング床が合っているか判断できた
- おしゃれで機能性の高いフローリングを採用できた
という結果を手にすることができます!
複層フローリングについて
それではまず、複層フローリングについて解説します。
具体的には以下の3つです。
- 複層フローリングとは
- 複層フローリングの構造
- 複層フローリングの種類
それでは詳しく解説します!
その1:複層フローリングとは
まず1つ目ですが、複層フローリングとは何なのかについてです。
「合板フローリング」とも呼ばれますが、複数枚の板を合わせて作られているフローリング材ということですね!
現代の日本の住宅のほとんどは「複層フローリング」が採用されています。
私の実感もそうですし、今まで住んだアパートは全て複層フローリングでした!
逆に「無垢フローリング」とは、天然の木を切ってできた「一枚板のフローリング材」ということです。
もっとわかりやすく言うと、
種類 | 特徴 |
---|---|
複層(合板)フローリング | いろんな木を加工して組み合わせた床 |
単層(無垢)フローリング | 天然の木をそのまま切って使う床 |
こんな感じです!
複層(合板)フローリング
単層(無垢)フローリング
その2:複層フローリングの構造
2つ目ですが、複層フローリングの構造についてです。
複数の合板を張り合わせた下地材の表面に、薄くスライスした天然の木材や木目調のシートを貼り合わせてできています。
言い方を悪くすると・・・木材に見せかけた床材ということですね。
しかしながら、表面の加工次第では色や模様を好きに変えられるため、デザイン性は豊富と言えますね!
その3:複層フローリングの種類
3つ目ですが、複層フローリングの種類についてです。
種類 | 特徴 |
---|---|
挽き板フローリング | 表面に2mm程度の厚さがある天然材を使用した複合フローリング |
突き板フローリング | 表面に0.3〜1mm程度の薄い天然材を使用した複合フローリング |
シートフローリング | 表面に木目がプリントされたシートを使用した複合フローリング |
足触りや表面の感触だけで言えば、無垢フローリングと変わらないと言うことですね!
逆に、シートフローリングの場合は「表面がシート」になっているため、木本来の質感はありません。
表面のシートを張り替えればいいので、メンテナンスも楽と言えますね!
複層フローリングのメリット
それでは次に、複層フローリングのメリットを解説します。
具体的には以下の5つです。
- デザイン・機能性が豊富
- 無垢材よりもコストが安い
- 調達しやすい・品質が一定
- 膨張や収縮・反りが無い
- 掃除・メンテナンスは楽
それでは詳しく解説します!
その1:デザイン・機能性が豊富
まず1つ目ですが、デザイン・機能性が豊富なことです。
複層フローリングは、表面に薄くスライスした木材やシートを貼っていると言いました。
天然木のように「その木材特有の色しか出ない」と言うことはなく、無限に変更できると言えます。
また、木本来の調湿効果はないとは言っても、表面を加工することである程度の機能を持たせることはできます。
- 表面をコーティングすることで傷つきにくくする
- 表面を加工して撥水性を持たせる
- 表面に天然木を貼って足触りをよくする
- 防音性のある遮音材を貼り付ける
- 表面に塗装をして滑りにくくする
こんなことができるのも、複層フローリングのメリットと言えますね!
その2:無垢材よりもコストが安い
2つ目ですが、無垢材よりもコストが安いことです。
複層フローリングは、言ってしまえば「あり合わせの木材」でできている床材になります。
なので、無垢材を比べて値段が安くなります。
機能性や突き板に使われるものにもよりますが、基本的には無垢材よりも安いです。
値段が安くて初期投資を抑えることができるのも、複層フローリングのメリットですね!
その3:調達しやすい・品質が一定
3つ目ですが、調達しやすいことと、品質が一定なことです。
複層フローリングは「人工的に作るもの」なので、無垢フローリングよりも調達しやすいです。
調達できたとしてもコストが倍以上・・・なんてこともザラにあります。
また、複層フローリングは、表面の色や模様を人工的に変えることができます。
なので、品質が一定であり、デザインを合わせやすいと言ったメリットもあります。
無垢フローリングの場合、
- 同じ木でも白身と赤みで全然違う
- 同じ色でも木目が違う
- 節があって見た目が変わる
というのが普通です。
その4:膨張や収縮・反りが無い
4つ目ですが、膨張や収縮・反りがないことです。
本来、木材は湿気や温度によって膨張したり収縮したり、中には反ってくるものもあります。
なので、無垢フローリングの場合は
- 温度変化によって膨張・収縮する
- 季節によっては木材が割れてしまう
- 乾燥すると床と床の間に隙間ができる
と言ったデメリットがあります。
言い換えれば「気温や湿度によって膨張・収縮しない」ということです。
経年変化があるわけでもないため、サイズが狂ったり・・・ということもありません。
木本来の性質をなくしている一方で、木本来が持つデメリットをカバーできているのは、複層フローリングのメリットでしょう!
その5:掃除・メンテナンスは楽
5つ目ですが、掃除・メンテナンスは楽なことです。
できないことはないのですが、水を吸水するため水拭きする意味がありません。
また、無垢フローリングは「半年に1回は木専用のオイルを塗る」と言ったメンテナンスが必要です。
しかし、複層フローリングの場合は・・・
- 掃除は水拭きでもOK。表面加工のおかげで撥水するから。
- メンテナンスは不要。たまにワックスがけする程度でOK。
こんな感じで、掃除もメンテナンスも楽です。
掃除がやメンテナンスが楽な点も、複層フローリングのメリットと言えますね!
複層フローリングのデメリット
それではここで、複層フローリングのデメリットを解説します。
具体的には以下の4つです。
- 温かみがない・無機質
- 木本来の調湿効果はない
- 無垢材よりも寿命が短い
- ホコリやゴミが固まる
それでは詳しく解説します!
その1:温かみがない・無機質
まず1つ目ですが、温かみがないことと無機質なことです。
複層フローリングは本物の木でできていません。
もちろんですが、調湿効果もありません。
複層フローリングの種類によっては、気が持つ性質を付与することもできますが・・・
日本で流通しているフローリングのほとんどは「シートフローリング」であり、これらの効果は期待できません。
木本来の暖かみがなくて無機質になってしまうのは、複層フローリングのデメリットでしょう。
その2:木本来の調湿効果はない
2つ目ですが、木本来の調湿効果はないことです。
無垢フローリングの場合、
- 湿気が多いときは湿気を取り込む
- 空気が乾いてくると湿気を放出する
という効果があります。
しかし、複層フローリングには木本来が持つ調湿効果はありません。
無垢フローリングであれば、
を実感できますが、複層フローリングの場合は
という家になってしまいます。
この点も複層フローリングのデメリットと言えるでしょう。
その3:無垢材よりも寿命が短い
3つ目ですが、無垢材よりも寿命が短いことです。
複層フローリングは、複数枚の板を貼り合わせて作られています。
また、表面を傷つけてしまい下地が見える状態になると、その部分を貼り替える必要があります。
使い方にもよりますが、複層フローリングの寿命は10~20年といわれています。
この点も、複層フローリングのデメリットと言えますね。
その4:ホコリやゴミが固まる
4つ目ですが、ホコリやゴミが固まってしまうことです。
無垢フローリング=天然の木であれば、静電気が発生しないためホコリやゴミが付きません。
また、そのままホコリが固まってしまい、裸足で歩いた時にベタッとする原因にもなります。
夏場のフローリングの床って、ベタベタして気持ちが悪いですよね?
これは、地面に落ちた埃が、
- 人間の皮脂や汗による水分によって固まってしまう
- 静電気のせいで余計に埃が吸い付いてしまう
からなんですよね。
アパート時代は複層フローリングだったので、床がべたっとする感覚がとても嫌でした。
しかし、今は無垢フローリングの家に住んでいますので、夏場でも床はサラサラしています!
複層フローリングがおすすめな人
それでは最後に、複層フローリングがおすすめの人を解説します。
具体的には以下の3つです。
- 新築の初期費用を抑えたい人
- 色やデザインを細かく決めたい人
- 床の質感が気にならない人
それでは詳しく解説します!
その1:新築の初期費用を抑えたい人
まず1つ目ですが、もしあなたが
新築の初期費用を少しでも抑えたい!
というのであれば、複層フローリングがおすすめです。
冒頭でもお話ししたように、無垢フローリングと比較すると、複層フローリングの方がコストは安いです。
初期投資コストを少しでも抑えたいのであれば、複層フローリングにしましょう。
余談ですが、木本来の性質に近い「挽き板フローリング」を採用しても、実際の木本来の効果は生まれにくいですし、値段も高くなります。
なので、個人的には
- 木本来の質感が欲しい:無垢フローリング
- やはり値段を抑えたい:シートフローリング
どちらかにすべきだと思います。
その2:色やデザインを細かく決めたい人
2つ目ですが、もしあなたが
床の色やデザインを細かく決めたい!
というのであれば、複層フローリングにしましょう!
シートフローリングであれば、あなたの好きな色・模様・デザイン、自由にすることができます!
無垢材の場合は、その木材の色や木目にしかできません。
また、同じ木材でも色が違う・木目が微妙に違うなんてことも普通です。
床の色やデザインにこだわるのであれば、複層フローリングを選ぶべきです!
その3:床の質感が気にならない人
3つ目ですが、もしあなたが
いつもスリッパを履いているから床の質感なんて気にしない
というのであれば、複層フローリングでも問題ないでしょう。
木本来の温かみがない無機質な複層フローリングですが、スリッパを履いているならば特に問題ありません。
事実、私もアパート暮らしの頃はずっとスリッパを履いていました。
毎日歩く床ですから、足触りが良いに越したことはありません。
しかしながら、
コストを抑えたい
というのであれば、複層フローリングにしてスリッパを履くのもアリです。
まとめ
というわけで、今回の記事では
- 複層フローリングについて
- 複層フローリングのメリット
- 複層フローリングのデメリット
- 複層フローリングがおすすめな人
上記4つについてお話ししました。
複層フローリングのメリットデメリットを解説するとともに、複層フローリングがおすすめの人を解説しましたが・・・いかがだったでしょうか?
今日本で主流の複層フローリングですが、コストやデザイン性の豊富さで言えば向くフローリングよりも優れています!
ということで、これを機に複層フローリングの床を検討していきましょう!
P.S.
私の家は無垢フローリングです。
コメント